南方熊楠のかつての住まいの隣地に彼の記念館を建てる計画。熊楠に極めてゆかりの深い楠と栴檀の木を配した楕円形の中庭を中心にして、その周りに必要諸室を配している。楠は敷地内の既存樹木であり、栴檀はそれに呼応して新たに植樹される。2つの焦点をもつ中庭は、熊楠の複眼的思考を象徴したものである。
計 画 地 三重県
敷地面積 841㎡
建築面積 427㎡
延床面積 762㎡
構造規模 木造2階
計 画 2003年
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